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チベットでの弾圧はいつから酷くなったの?

1956年は中国共産党の約束が大嘘だったと分かったという点でチベット人にとって忘れられない年になると私は思います。
この年は中国人民解放軍によるチベットでの弾圧が苛烈を極めた時期です。

チベットは元から中国の一部だったの?

ちなみにチベットは独自の通貨・切手・政府・国旗を持ち、国連にも代表団を派遣していた国家で中国の一部ではなかったのです。
1949年10月、毛沢東がラジオを通じて「チベットを帝国主義者から解放するため、人民軍をチベットに進攻させる」と発表し、その日を境にチベットの状況は一変しました。
もちろんチベットは余計なお世話だと中国に反論しました。また、当時チベットにいた外国人は政府に雇われた技術者など8名しかいませんでした。

チベットは見通しを誤った?

チベットの誤算と言える点ですが、まず中国人民解放軍がすぐに行動を起こすとは考えていなかった事です。
国民党との内戦が終わったばかりで、そんな余力があるとは考えられなかったのです。
それが、1950年10月、中国人民解放軍が東チベットに襲いかかりました。同時に三方から、4万の軍隊が西に向かって進撃したのです。
時代遅れの装備しか持たず、数千人しかいなかったチベット軍は為す術もなく、次々に街を制圧されてチベット北東部は中国に実効支配されてしまいました。

チベットはどのように併合されたの?

翌年、チベットは代表団を北京に派遣し、事態の解決を図ろうとしました。
・・・が、待っていたのは中国が用意した「17ヶ条協定」でした。それは北京政府がチベットの外交を扱うなど、事実上の最後通牒だったのです。
代表団は侮辱され、暴力を振るわれ、脅迫されて、その場で署名するしか選択肢がなかったのです。
結果、300年続いたチベットは独立を失い、中国の地方政府として併合される事になりました。

偏った平和主義・文化だったため中国共産党に狙われた

では、何故にチベットは侵略という悲惨な結果を招いてしまったのか?
それは、「一国平和主義」を貫いていたからです。これは「平和を望んでいれば、平和になる」という考えです。
この体制は200年以上続き、1900年代に入り、欧米が近代化を遂げた後もチベットの姿はほとんど変わっていなかったのです。
そんな中、ダライ・ラマ13世は、諸外国の変化に危機感を感じ、軍備の増強や政治制度の改革、他国との外交などの近代化改革をしようとしてました。
しかし、権力を握っていた僧侶に「世俗の軍隊を強化するなんてとんでもない」「非暴力をむねとする仏教の原理とは相容れない」と猛然と反対されました。
本格的な侵略が何百年もなかったことから、彼等は外敵の脅威を実感できなかったのです。

協定を反故にして、裏切った中国共産党

中国と結んだ17ヶ条協定には信仰の自由や高度な自治を認めると書かれていました。
そこで、チベット人は、中国人民解放軍が入ってきても、あまり警戒はしてませんでした。
毛沢東は、「人口は武器である」と言い、漢民族をチベットに移住させました。
そして、数で勝ってくると、協定の内容を徐々に無視し始めて、チベット人の人権を踏みにじるようになりました。
同時に諸外国に対して「チベットは歴史的に中国の不可分の領土である」という歴史認識を広め、チベットの支配を強めていきました。

結果、人口の1/5を占めていた僧侶の9割以上が死亡、強制的に還俗、国外逃亡、亡命を余儀なくされて、これまでに少なくとも120万人のチベット人が虐殺されました。
平和を願い、戦争を避けたい、という考えから何もしない、という事が戦争を招いたのです。
チベットには、心から平和を祈る一般人・僧侶がたくさんいましたが、中国共産党は、そんなチベット人に構わず侵略しました。
占領後は無実の人を強制収容所で拷問しています。

憲法9条とチベットは似ている

では、これは日本に無関係な遠い国でおきた出来事なのでしょうか?
皆さんご存知の通り、日本には憲法9条があり、実際に侵略を受けなければ自衛隊に防衛出動を命令する事ができません。日本の憲法は諸外国が日本を侵略しないという事を前提に作られているからです。
憲法9条で日本は守られている、軍隊を持てば戦争になるといった主張は見たり聞いたりした事があるかと思います。
これはチベットの僧侶が掲げていた「平和主義」と同じじゃないでしょうか。

中国に近寄る沖縄県知事

沖縄の米軍基地問題では、「米軍は沖縄か出て行け」という反米の訴えがなくならず、沖縄が中国を受け入れやすいように世論を誘導してます。
事実、沖縄の玉城デニー知事は、沖縄に中国の総領事館を作り、毎年200万人の観光客を誘致するという話が検討されていますし、一帯一路のために沖縄の港を提供する事も検討されています。
また最近では、中国国外・国内向けのニュースで「琉球は中国のもの」ということが当たり前のように報じられています。

沖縄の米軍が日本を守っている

日本全体に言える事ですが、中国の脅威に気づいていない人が多すぎます。まぁ、尖閣諸島の状況、沖縄で行われている反戦デモの正体をマスコミが報じないため知る由もなく仕方ないとは思います。
・・・が、沖縄は今、中国側に行ってしまうかの瀬戸際にあります。今現在は米軍基地があるため、中国は沖縄をチベットのように侵略する事はしないでしょう。
しかし、沖縄の米軍戦力が削減されて、現在のパワーバランスが崩れた場合は、その限りではありません。
過去の民主党の悪夢時代、日米同盟はガタガタになり、少なくとも沖縄県外に基地を移転させると言った人がいますが、とんでもない話です。
沖縄は日本の要石であり、それを守っているのが自衛隊であり米軍でもあります。幸いな事に安倍総理の長期政権により日米同盟の修復はうまくいき以前よりも強固な関係になってます。
与那国島に陸上自衛隊が駐屯し、将来石垣島にも駐屯する計画です。今まで防衛の空白地帯であった場所に自衛隊の配備が進んでいます。これは国民が認知をしていないだけで、日本国政府は中国の脅威に対して着実に対策を打っている事になります。

中国の侵攻が始まらないと身を守れない

こうした対策を打っても、やはり憲法9条が足かせになり、折角配備した部隊も予防的な動きが取れません。
日本国憲法、憲法9条は素晴らしい理念を込められた法である事は確かですが、中国はそんな「平和主義」なんてお構いなしに着々と侵略の準備を進めるでしょう。実際、中国は50年、100年単位で覇権を確立するために動いてます。
現在、米中貿易戦争でアメリカが中国の勢いを削ぎ落とす行動に出てますが、向こう10年間が勝負の時だと思います。
この10年間の間に、中国の国力がアメリカの国力に追いつかないよう勢いを削ぎ落とせなければ、間違いなく日本は中国の侵略を受ける事になるでしょう。

「平和」も結構ですが、憲法改正を成し遂げて中国による日本併合を阻止し、チベットの二の舞にならないようにしなければなりません。

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